【コロナウィルス感染後遺症外来のお知らせ】
連日後遺症で悩まれる患者様が区内だけでなく、区外からも多数来院されています。(区内:区外=4:6)
年齢は10から40代の方々が中心でやや女性に多い傾向があり、病悩期間は感染後半年から1年以上と様々です。
皆さんもご存知のように当初は比較的軽症と思われていたオミクロン株、Ba5株ですが感染後の後遺症に悩まれる患者様が益々増えています。
●全身倦怠感、易疲労感、食欲不振
●味覚・嗅覚障害
●長引く咳や痰、呼吸苦、鼻水や鼻閉感
●集中力低下、不安、睡眠障害、発汗や冷感など自律神経異常
●ブレインフォグ
⑴比較的軽症の方々に多い傾向
⑵幅広い層に見られるが、やや10〜40代の若い層に多い
⑶女性が約60%を占め、男性よりやや多い印象
⑷味覚障害や嗅覚障害は約70%が女性
⑸発症後2週間以上経過しても改善しない場合はご相談を
⑹症状は身体的及び精神的な障害まで広く出現
当院では症状を伺い、それに合わせて血液・尿検査、レントゲン、心電図、超音波検査などを施行し併存疾患の確認をした後に漢方薬や経口薬を処方したり、生活の行動様式の変化を促し改善した患者様から得た認知行動療法を勧めています。生活指導も行い、場合により脳MRIやスペクト(脳血流検査)をして異常が出た場合には大学病院との連携を取っています。しかしながら人により違いはありますが、3〜6ヶ月くらいの治療期間をかけて根気強く治療していけば80〜90%以上の方々は改善します。
尚、接種自体の副反応にも注意が必要ですが、未接種の方々が後遺症においてもより長期化及び重症化し易いとも言われています。